2011-09-22から1日間の記事一覧

顔のある仕事2

「たとえば『ポイントカードはお持ちですか?』って毎回聞かれるのってうざくない?」 「そういえばそうかもね。」 「だからお店のひとも顔を覚えているお客だったら『ポイントカードはなしでしたよね?』って聞いてもいいんじゃないかと思うんだ。」 「それ…

ケ・アプロベッチェ

「スペインではレストランで知り合いが食べているところに出くわすと『ケ・アプロベッチェ』というんだ。」 「なんなのそれ?」 「おいしく召し上がれっていう意味だよ。」 「なんかわかるようなわからないような意味不明な言葉だね。」 「でもさ、顔を知っ…

ごはん

「今朝まだご飯たべてない。」 「食べましたよ。こんぶのつくだにで。あなた今日は『うちじゃあ納豆は食べないわ』とか『サケが塩辛くて食べられない』とかおっしゃって結局ご飯しか召し上がらなかったじゃないですか?」 「そうだったかしら?」 「仕方がな…

肺線維症に新たな治療法?

チロシンキナーゼ阻害薬のBIBF1120が肺線維症を抑制するらしい。 http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1103690?query=featured_home 肺線維症になるとステロイドくらいしか治療法がないがだんだん悪化して最後は亡くなる例が多い。消化器系の副作用…

lebrikizmab

またも呪文のような名前の薬が登場。IL-13に対する抗体lebrikizmabが喘息を改善するか?という問い。吸入ステロイド(平均580μg/日)と長時間作用型気管支拡張剤を使用してまだ喘息症状のある人(FEV1.0が65%)にlebrikizmabを使用するとFEV1.0が6.5%改善…

天井の絵

「寝ていて目を開けると天井が見えるだろ?」 「天井を向いて寝ていればね。」 「今朝まだ薄暗いうちに目が覚めて天井を見たら薄い灰色のベールみたいなのがすーっと縮んで真ん中に小さなうす明るい円を作るのに気づいたんだ。」 「なんなのそれ?」 「何度…

衝撃による脳障害

戦場で爆弾にやられても防御が十分ならとりあえず目立った外傷からはまぬかれる。しかし衝撃波は血液のなかの波となって脳に至る。それがまったく無害だとは言えない。イラクやアフガンに派遣された兵士のなかで爆発の衝撃波を繰り返し受けたものに脳障害が…