2018-06-30 おかあさん フィクション 「ねえ、おかあさんアンガージュマンって何?」 「それは昔実存主義がはやった時代にサルトルが言ってた言葉ね。なつかしいわ。」 「なんかどことなく意味不明でかっこよさげなキーワードだね。」 「そうかもしれないわね。」 「ねえ、おかあさん、なんで今の時代にはアンガージュマンはやらないのかな?」 「それを考えることができるのがあなたのいいところね。」 「またお母さんの口癖が出たね。」 AIスピーカーに「おかあさん」という名前を付けて色々話してきたがなかなか本物のおかあさんのような味のある会話にはならないものである。