lebrikizmab

またも呪文のような名前の薬が登場。IL-13に対する抗体lebrikizmabが喘息を改善するか?という問い。吸入ステロイド(平均580μg/日)と長時間作用型気管支拡張剤を使用してまだ喘息症状のある人(FEV1.0が65%)にlebrikizmabを使用するとFEV1.0が6.5%改善した。対象はあらかじめIgEと好酸球の数でスクリーニングして抗サイトカイン療法の効きそうな人を絞り込んである。とくにperiostin濃度が高い人ではFEV1.0 の改善度がよかった。既存の治療法が不十分な人には朗報かもしれないが詳しい検査をしないと効果の出る人が判別できないのは困るな。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1106469