2011-09-16から1日間の記事一覧

知ることの広がりと深さ

「世の中には自分が何かを知らないということを指摘されると切れる人がいるね。」 「人より知っているということを存立の基盤と考えているからだろう?」 「ただ知っているというより、どう使うかが大事なんだが。このデータから次はこれが知りたいと思えば…

何か抜けてない?

「原発をやめてもプルトニウムの管理は続けないといけないよ。」 「持ち続けていると核兵器を持ちたいんじゃないかと疑われないか?」 「これまでは核燃料サイクルを達成するまでやるからという理由で平和利用を主張していたんだが、もんじゅが動かないので…

ディーゼルの排ガスで起こる肺の炎症にはNLRP3がなくてもいい

http://www.jimmunol.org/content/187/6/3331.abstract?etoc ディーゼルの排ガスに含まれる微粒子(DEP)を吸引すると肺に炎症がおこる。DEPのような異物による炎症はNLRP3インフラマゾームによるcaspase-1の活性化がプロIL-1βを切断して活性型IL-1βにするこ…

ブロモクリプチンが効くのか?

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1463-1326.2011.01424.x/abstract ブロモクリプチンはパーキンソン病の治療に用いられるドーパミンアゴニストだ。ドーパミンD2受容体について作用を表す。糖尿病の患者に放出の早いブロモクリプチン(Cycloset…

処理法

「プルトニウムを安全に隔離する方法を思いつきました。」 「どうするの?」 「宇宙空間に打ち出して地球の引力圏外に飛ばします。」 「またずいぶんコストのかかる方法だな。ロケットが失敗して墜落したらどうするの?」 「つい最近ロシアでそんなことがあ…

心不全のときに致死的不整脈が出やすくなるわけ

心不全になると心筋のRBM25とLUC7L3の発現が増える。これらはmRNAのスプライシングをコントロールするタンパクだ。Naチャンネルの一つSCN5AにはスプライシングバリアントがあってNaの透過性が変わる。心不全のときにRBM25とLUC7C3の作用でSCN5Aのスプライシ…