irisinが運動によるエネルギー消費増加に効く

A PGC1-α-dependent myokine that drives brown-fat-like development of white fat and thermogenesis
Pontus Boström, 他 Nature (2012) doi:10.1038/nature10777 運動すると筋肉細胞からirisinというホルモンが放出されて白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞のような働きに変える。褐色脂肪細胞はUCP1を発現してミトコンドリアの内膜の内外のプロトン濃度差をATPに変換せず直接熱に変える。irisinは膜タンパクのFNDC5が切断されて放出されたものである。PPARγ- co-activator-1α(PGC-1α)を筋肉に過剰発現させたマウスではFNDC5の発現が増加し、血中irisinも増える。irisinはエネルギー消費は増やすが活動量や食事摂取量には影響しない。
運動は嫌いだが体重を増やさないでおいしいものは食べたいという人にうってつけ?!