食事と認知機能

Tangney CC., Kwasny MJ. et al. Adherence to a mediterranean-type dietary pattern and cognitive decline in a community population. AM J Clin Nutr 2011; 93:601-607
シカゴでコミュニティーの住民を対象に「地中海ダイエットスコア」と「健康的な食事のスコア」をアンケートで調査して認知機能の低下に関係するか調べた。参加者はシカゴ健康と加齢プロジェクト(CHAP)の参加者で2280名のアフリカ系1510名の欧州系を含む。地中海ダイエットのスコアは最大値が55、参加者の平均は28.2、健康的な食事のスコアはHEI-2005(最大値100)を用いて平均が61.2だった。地中海ダイエットスコアが高い人は3年間の認知機能低下が遅かった。HEI-2005スコアにはそのような相関が認められなかった。「健康的な食事」の概念のうち何が欠けているのかはまだ不明である。