内臓脂肪のTregをつぶすと老化によるインスリン抵抗性が出にくい?

Depletion of fat-resident Treg cells prevents age-associated insulin resistance

Sagar P. Bapat Nature (2015) doi:10.1038/nature16151
インスリン抵抗性に2種類のメカニズムがあり、加齢に伴うものと肥満に伴うものがあるという。内臓脂肪の炎症が肥満に伴うインスリン抵抗性のもとであるが、炎症そのものは制御性T細胞Tregで支配されている。抗体を用いてTregをつぶしてしまうと加齢に伴うインスリン抵抗性は起こらないが、肥満に伴うインスリン抵抗性は起こるのだという。ほんとかねー?糖尿病に関することは産業化への期待が大きいだけに投資家の関心を引くための提灯記事のような気がしないでもないが。