肥満関連遺伝子と食事の選択との関係

Obesity susceptibility loci and dietary intake in the Look AHEAD Trial1,2,3
Jeanne M McCaffery Am J Clin Nutr June 2012 vol. 95 no. 6 1477-1486
GWAS-identified obesity risk alleles (FTO, MC4R, SH2B1, BDNF, INSIG2, TNNI3K, NISCH-STAB1, MTIF3, MAP2K5, QPCTL/GIPR, and PPARG) と食事内容の関係をLook AHEAD研究に参加した2075名で調べた。食事内容は質問紙法を用いた。FTOのリスクアレルを持つ人は食べ過ぎの日が多い傾向があり、BDNFのリスクアレルがあるとタンパク質を多く食べる傾向があった。SH2B1のリスクアレルがあると乳製品を多くとる傾向があり、TNNI3Kのリスクアレルを持つとタンパク質の摂取が少ない傾向があった。TNNI3KはMAPKの仲間のセリン・スレオニンキナーゼ。
行動の好みが遺伝子と相関するという興味深い例。そのうち細めの女性を好む遺伝子とかぽっちゃり系が好みの遺伝子とかも…??