ポロックの何が美しく感じるのか?

Rx=1 Ry=1.5 Θ、Δ=0.2、r=0.8、ζ、δを用いてx=Rx*COS(Θ)+r*cos(ζ)、y=Ry*SIN(Θ)+r*sin(ζ)としてΘとζをそれぞれΔとδ分だけ増やしながらx,yの列を作りエクセルで散布図を描かせる。rとδを適当に変えながら絵を描かせると面白い。

ポロックの絵はゆるゆるに溶いた絵具をたらしながらキャンバス全体に散らばらせているのでおおむね腕の長さを半径とした楕円をもとにして偶然や手首のスナップによる揺らぎで描かれている。絵具の流れをみると何となくこういう動きで描いたのかな?というのが解釈できる。一見ランダムに見える図の中から単純なルールを読み取れるとパズルを解いたような快感がある。数学のように厳密には解けなくても、乱雑に見える像の一部に局所的な規則性が読み取れそうな部分を見つけると脳がハッとして快感を覚えるんじゃないだろうか?これがポロックの絵を美しいと思える理由じゃないかな。だから色は別に必須ではなく、白黒だけでもアピールできるのだ。例は変かもしれないが見えそうで見えないエロ写真が白黒でも十分アピールするようなものだ。