心疾患マーカーとしてのコラーゲン代謝物

The Relationship Between Serum Markers of Collagen Turnover and Cardiovascular Outcome in the Elderly
The Cardiovascular Health Study
Eddy Barasch, MD, John S. Gottdiener, MD, Gerard Aurigemma, MD, Dalane W. Kitzman, MD, Jing Han, PhD, Willem J. Kop, PhD and Russell P. Tracy, PhD
コラーゲン代謝物が心不全に関係するか調べた。タイプⅠコラーゲンのC末端ペプチド、タイプⅢプロコラーゲンのN末端ペプチド（PIIINP)を測定したところ心筋梗塞、心不全に関係していた。駆出分画（EF)が低下した心不全（HFREF)、EFの保たれている心不全（HFPEF)、心疾患のリスクのある人、健康対照の4群で分けるとHFREFではコラーゲン代謝物は心疾患のアウトカムと関係していなかった。
骨粗鬆症のマーカーに使われているやつとの関係で骨の代謝が心疾患と関係ということか？と思ったが心筋の細胞外マトリックスにコラーゲンがつくのを反映すると考えた研究だった。