羊の木

羊の木(1) (イブニングKC)

羊の木(1) (イブニングKC)

やまがみたつひこが原作をしたのをいがらしみきおがマンガにするという。犯罪者が出所した後社会に溶け込めないのをなんとかするため人口減少に悩む地方都市に補助金付きで受け入れさせるという政策。犯罪者の受け入れについては住民にもマスコミにも秘密で進められるという設定。マンガでなければありえない設定なんだが原作者も画もギャク漫画家というところがミソで、まじめな社会派テーマを追ったものとは考えない方がいいとしてみないと誤解する。巻末に作者2人の対談がわざわざのっているのはそのへんの事情を明らかにするためだろう。