miRNA来たー

miRNA33が低HDLに関係していてアンチmiRNA33はサルのモデルでHDLを上げトリグリセライドを下げるのに有効だった。
アンジオテンシンⅡに影響されるmiRNAを調べたところmiRNA487bが見つかった。これはインスリン受容体からのシグナルを伝えるIRS-1を減らすためインスリンの作用を伝えにくくする可能性がある。つまり高血圧→糖尿病の流れが分子的に成り立つ可能性がある。血管内皮ではインスリンの作用はeNOSをリン酸化して活性化することに関係する。血管内皮でIRS-1が減るとeNOSの活性化が障害されて血管拡張が悪くなるであろう。これが糖尿病患者で心筋梗塞が多い原因かもしれない。以上ATVB2011のビデオから。