CGMを使っても重傷低血糖の予測は容易でない

持続血糖測定システム(CGM)を用いると重症低血糖を予測できるか?を調べた。1型糖尿病んp人436名を2群に分けて224名はCGMを使用212名は対照とした。6か月が経過した時点で対照群もCGMを使用に切り替え12か月まで経過を観察した。重症低血糖の頻度は17.9/100人・年だった。重症低血糖の起こる率は過去6か月の重症低血糖の既往と女性であることが関係していた。前の日のCGMの測定値が70mg/dl以下である時間が30%以上だと重症低血糖の危険は8倍に増えた。しかしpositive predictive valueは低かった。つまりCGMの測定値が低くても重症低血糖を起こさない場合が多かった。
JDRF-CGM Stdy Group. Factors predictive of severe hypoglycemia in type1 diabetes: analysis from the Juvenile Diabetes Research Foundation continuous glucose monitoring randomized control dataset. Diabetes Care 2011; 34: 586-590