24時間埋め込み式心内圧モニター

Medtronic社の埋め込み型循環モニターシステム(Chorocicle Model9520、9520B)は心臓の右室の圧を連続的に測定できる。心不全患者にこの装置を取り付けてもらい、心臓の内圧と心不全発生のリスクを検討した。現物の写真はないがおそらくペースメーカーのようなリードが上大静脈を通して心臓まで届いていて圧トランスデューサーでモニターするものだろう。右室の収縮期と拡張期の圧から肺動脈圧の拡張期圧を推定している(ePAD)。患者には体重を増やさないように(過剰の水がたまって心不全が悪化していることを示す)管理したが、ePADの高い患者は6ヶ月間の心不全悪化が多かった。24時間平均のePAD≧25mmHgでは1.1回/6ヶ月、ePAD<25mmHgでは0.47回/6ヶ月だった。 Stevenson L.W., Zile M. et al.
Chronic ambulatory intracardiac pressures and future heart failure events Circulation: Heart Failure 2010; doi.10.1161/CIRCHEARTFAILURE.109.923300