LPL polymorphism

リポタンパクリパーゼ(LPL)は血中のVLDLのトリグリセライド(TG)を分解して細胞に取り込む酵素で血管の内皮に発現している。LPLの8個の多型を計4000名を超えるアフリカ系と欧州系の若年成人で調べ、その後20年の血清脂質の変化を検討した。rs326,rs328およびrs13702がTGとHDLコレステロールに相関しており、頻度の低い対立遺伝子のほうが低いTGと高いHDLに関係していた。アフリカ系ではrs326,rs13702のみがHDLと有意に相関していた。欧州系ではrs328のほうが有意であった。
Tang W, Apostol G et al. Associations of lipoprotein lipase gene polymorphism with longitudinal plasma lipid trends in young adults: the CARDIA Study. Circulation : Cardiovascular Genetics 2010,doi:10.1161/CIRCGENETICS.109.913426