都市計画

C市は人口減少を食い止めるため観光による滞在人口の倍増を計画した。その手始めとして観光用の風致地区を指定して建築の基準を改めた。それによるとロマネスク区、ゴシック区、バロック区、ネオバロック区が指定されることになる。それぞれの地区では建築基準委員会が地区の雰囲気に合致する建築かどうかを判定する。一説によるとゴシック区の住民はそれなりの服装を要求されるかもしれないとのことである。住民にとっては迷惑な基準と言えなくもないが、物好きな観光客を呼び込んだり映画やTVのロケを誘致できるかもと期待されている。