ロボットの町

経済産業省人口減社会に対抗すべくロボットの町を提案する。「人が少なくて寂しい」という住民にこたえてヒト型ロボットを何となく歩き回らせ賑わいを取り戻そうという発想だ。問題はどこにロボットを投入するかだが、生産性が低く人間がやりたがらない仕事が中心となる。現在外国人研修生に頼っている農業部門、荒廃に任されている山林の管理などがターゲットとなる。問題はこれらの仕事に最適化した形態だとヒト型に見えないということがある。このため小型のヒト型ロボットを実際の仕事をするロボットの上に乗せ人とのコミュニケーションに当たらせる形をとる。一日の仕事を終えた農業ロボットが帰ってくる道筋では「今日もよう働いたの〜」「いえ〜これが仕事ですから」と住民と語らうコミュニケーション端末はさながら牛に乗った小人の様である。
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