ロボットの使う金

「ロボットを労働に投入したところで賃金ももらわなければ消費もしないのでは地域経済が回らないじゃないか、いい加減なことを言うな!」とお叱りの皆さま、経済産業省はロボットにも一定の賃金を支給して地域で使わせる方式を提案します。基本的なメンテナンスや燃料補給はもちろんオプションのパーツや装飾をロボット自らの嗜好で選択させようという仕掛けです。「機械に贅沢させてどうすんの?」というみなさん、きつい力仕事はロボットに任せる一方、機体にアニメ絵をプリントしたイタロボのデザインやネイルアートをロボットに施す仕事こそ人間がやるべきクリエーティブな仕事ではないでしょうか?というわけで新しく投入するロボットには「人工虚栄」が搭載される予定です。