リラグルチドが糖尿病患者の生命予後をよくする

Liraglutide and Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes
Steven P. Marso June 13, 2016DOI: 10.1056/NEJMoa1603827
心血管疾患リスクの高い糖尿病患者9340名をリラグルチドまたは偽薬に割り付けて3.8年フォロー。一次エンドポイントは心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中とした。一次エンドポイントはリラグルチド4668名中608名、偽薬群4672名中694名でハザード比0.87（95%信頼限界　0.78-0.97）。心血管死亡はリラグルチド群で219名、偽薬群で278名、ハザード比0.78（0.66-0.93）すべての死亡はリラグルチド群で381名、偽薬群で447名でハザード比0.85（0.74-0.97）。副作用は消化管症状がメインで膵炎の発症はリラグルチド群で有意ではないが低かった。