カースト条項廃止

与党は憲法98条を改正しカースト条項を廃止する方向で検討に入った。これに対し野党は「現在のカーストで最下層であるセイホは労働を禁止され、国家から支給される”健康で文化的な最低限度の生活”が何かを社会に示す役割を負っている。カースト制の廃止は無制限な労働市場化を促し、外見、生育環境、知的能力などで不利を背負う国民を一見公正な競争の中で排除するという熾烈な疎外に直面させるものである。」と反対している。これに対し与党は「”国民の統合の象徴”として国事行事以外の就業を禁止されている方の人権にも配慮するのが国際的な流れであり、これを実現するためにはカースト制全体の廃止という方法しかありえない。」と反論している。