身分制条項廃止

与党は憲法99条を改正し身分制を廃止する検討に入った。これに対し野党からは「現在の身分制は職業を保証するものであり、すべての人がその能力に合わせて社会に貢献し、生存に必要な対価を得るもとになっている。これを解除するのは生存権の侵害につながる。」と反対している。与党は「第一次産業から第2次産業への人口移動が一段落し、第3次産業へのシフトが起こるなかで国家的に必要な第1次、第2次産業人口の維持を目的に作られた条項であり、現在の変化の速い時代にそぐわなくなっている。」と主張する。野党は「戦士の身分を解除することは民間軍事会社へのゴーサインを出すのと同じであり、外国の軍事作戦に我が国の国民の血を流すことになる。」と反発を強めている。当の戦士階級は「今までは身分上の名前で戦闘の代わりに災害救助やパレードで貢献してきたのに実際の戦闘に駆り出されるとなるとこれからを真剣に考えざるを得ないですね。」とコメントするものもある。