復活の感動

8歳の子供が水をこぼした3DSを修理してもらい自分のデータが消えていると覚悟していたところすべて生きていた、というツイッターを見て図らずも涙が出てしまった。まるでトニオ・トラサルディーさんのレストランで謎のトマトを食べさせられたかのように感動してしまったよ。世の中にまだこんなあざとい仕掛けを練りこんでない感動のネタがあるんだな。壊れてしまった商品を修理してもらうというだけの話ではなく、友達だったゲーム機が自分の記憶を失ってなかったという感動。幼い頃よく遊んだ友達がバイク事故で昏睡になってしまったと想像してほしい。しかもその事故は自分の不注意が原因だ。なんとか回復してほしい。記憶はだめでもせめて命だけでも。でもできれば僕のことを覚えていてほしい、という切実な気持ち。彼は手術を終えて今日麻酔が覚める日だ。そして…
ね?感動できるでしょ?