本物の勇気

本物の勇気が必要なときにそれが持てない。自分の信じる価値観に従って信じることを行いたいのに上司からの評価を気にして非難されにくい行動をとってしまう。これが最近の東芝粉飾事件の根源だろう。有能であるはずの大企業の幹部にしてこれだ。勇気をふるった社員は人知れず左遷されたのだろうか。結局のところそうした勇気を受け止められる組織かどうかが問題で組織自体の懐の深さというかレジリエンスみたいなものの違いなのだろうな。本来長い期間を生き抜いてきた東芝のような企業こそそのような復元力に優れているはずなのだが。肝の冷えるような累積赤字を一括償却する丹羽宇一郎さんのような勇気の持てる経営幹部はどうしたら持てるのだろうな?