月の光

月には太陽光が当たった時にひときわ明るく輝く部位がある。アリスタルコスクレーターがその一つで地下にウラン鉱床がありアルゴンガスが出ているらしい。地下のアルゴンが放出されるための道は多数のひび割れで、これは直径200kmの小惑星が過去に衝突した際に衝撃波が伝播して衝突の反対側にできたものだという。アルゴンは希ガスで太陽からの電子線をあびるとネオンのようにかがやく。さらに荷電粒子の作用で帯電した月の細かな砂レゴリスが電荷の反発でまいあがりアルゴンの光を反射する。これが月のなぞの光の原因だという。(BS2より)