歴史問題

歴史問題というといつも中○と韓○が日本を非難する流れになるがなぜ日本は言われっぱなしで言い返さないのか?「白人支配の世界に飲み込まれそうなアジアの中で自らの独立を守るために近隣諸国が外国支配に取り込まれないことが必須だった。これがかなわないおそれが高まったため実力で支配する他に方法がなかった。」などというと米○の世界観の中でおとなしいいい子でいられない状態になってしまう。この論法で押していこうとするといつか「八紘一宇」の世界になってしまう。単純に見ると日本は辺境の小国だったはずなのに既存の世界秩序にたてついたから叩き潰されたのだ。既存の世界秩序は2重になっていて欧米中心の世界支配の秩序と古代からの中華世界の朝貢体制の二つだ。日本は後者の世界を脱して前者の一員になろうとしたが、欧米中心の世界秩序のなかで圧迫されたためにこれに挑戦して破れたのだ。経済的な実力の向上に伴って中○が世界秩序の中心的プレヤーとなろうとするとき、その基本原理が近代の欧米の作り上げたような基本原理と一致するものなのか、もともとの中華世界の価値観を押し付けようとするものなのか。