時空の間の夢

パリの一人旅で風邪で寝込んだ漫画家が現実と空想の合間に入り込んでいく。ルーブルの妖精の案内でコローやゴッホの創作の場へ、あるいは美術品の疎開に慌ただしい1939年のルーブルへ迷い込んでいく。モナリザ疎開の最中に同じトラックの貨物室で6時間揺られたため酸欠で死にかけた学芸員のエピソードなど。下手をすると臭そうな話になってしまうところが違和感のない作品になっているところが作家の腕