自前の心筋細胞で左室低形成を改善

Intracoronary Autologous Cardiac Progenitor Cell Transfer in Patients With Hypoplastic Left Heart Syndrome
The TICAP Prospective Phase 1 Controlled Trial
Shuta Ishigami、Circulation Research.
2015; 116: 653-664 7名の左室低形成の患者(1.8±1.5歳)に自己の細胞から培養したcardiosphere-derived cells (CDCs)を冠動脈内に投与した。対照となる7名は通常の治療のみだった。3か月後の右室駆出率はCDC投与患者で46.9±4.6%から52.1±2.4%に改善した(P=0.008)。18か月後にMRIで右室駆出率を評価するとCDC療法後が40.4±7.6%に対して対照群は31.5±6.8%だった(P=0.0005)。重症の有害事象は18か月の観察期間に認めなかった。
これって岡山大学の仕事だよ。すごいよね。