対露共闘の秘密歴史とか

なんとなく週刊誌的な表紙につられて読んでみた。日露戦争の準備に良質の石炭を英国から輸入する際に国際法違反を知りながら石炭の奥に交換用砲身を多数積み込んで届けたとか、第一次大戦に日本が英国の要請に反して陸軍を派遣しなかったことが最近の英国人の著書でも恨まれているとか思いがけないエピソードが出てくる。DPRK共産党の中国はあと2-3年で崩壊するというのだが、米国は在中国の邦人救出のために航続距離が長く滑走路のいらないオスプレイを沖縄に置きたがるのだという。日本人の駐在員は13万人くらいいるが日本政府はあてにならない。救出のために自衛隊機を派遣するための法律を成立させるのが容易でないからだ。そういう趣旨からすると日本はこれからも日米同盟を堅持して米国の戦争にはとことん付き合ったほうが身のためだという議論が透けて見えるのだが、日本独自の正義とか世界秩序とかはどうなのか?残念なのは日本の唱える世界秩序などというものは米国の唱えるものほど信用もされていないということだ。