生きているマウスのゲノムの編集

Prevention of muscular dystrophy in mice by CRISPR/Cas9–mediated editing of germline DNA
Chengzu Long1 Science 5 September 2014:
Vol. 345 no. 6201 pp. 1184-1188 デュシャン型筋委縮症のモデルにあたるmdxマウスにCRISPR/Casシステムを用いてゲノムの改変を試みた。この結果マウスは改変された細胞とされない細胞が入り混じるキメラになる。キメラ率は2%から100%と幅広かったが筋肉での効果はキメラ率を上回った。おそらく改変された細胞が生存に有利になるため筋肉の再生の際に変異を持ったままのもとの細胞よりも優先的に再生筋肉に貢献するのだろう。