肥満とCD40

Coinhibitory Suppression of T Cell Activation by CD40 Protects Against Obesity and Adipose Tissue Inflammation in Mice
Dennis Wolf Circulation.2014; 129: 2414-2425
リンパ球の抗原刺激の時に共刺激因子として働くCD40L-CD40がないと免疫反応が弱くなって肥満による代謝障害が軽いのではないか?という仮説に基づいてCD40-/-マウスに高脂肪食を食べさせた。意外にもCD40-/-は肥満しやすく、インスリン分泌も障害された。この現象はリンパ球のないRAG1-/-マウスにCD40-/-のTリンパ球を移植する実験で再現できた。CD40を刺激する抗体FGK45はT細胞からの炎症性サイトカインの分泌を抑制した。B細胞とマクロファージには影響しなかった。