気持ちのいい空間の維持

カフェ雑誌というのがあって、お店を持ちたい人の中にはカフェ雑誌に掲載されるのが一つの目的だったりする。インテリアと食事の趣味を披露して人に評価されるのが目的ならそれでもよいのだが、食べ物屋としての経営はまた別の視点が必要だ。どれほどおしゃれで雰囲気のいい空間でも一回話の種に行けば十分という人がほとんどだろう。リピーターを増やすためにはしばらくするとまた食べたくなる何かがないといけない。一番簡単なのはあきれるような量で話題を作ることだけど、これを追求すると客層が店主の理想とするものとずれてくる恐れがある。多くの人にアピールしながら味の独特さ、量と値段のバランスを満たしていくのはインテリア雑誌を見ておしゃれな店舗を作ることとは別の才能が必要だ。