汚染土壌のガラス固化

BS1のドキュメンタリーで福一の廃炉処理のための国際協力が取り上げられていた。米国で核兵器産生用の原子炉の廃棄物処理にあたるキュリオン社は汚染土壌のガラス固化技術を持ち、土壌を2200℃に加熱して土壌内の成分をガラス化させる。できたものは一見良質な黒曜石のようなもの。文明が崩壊して再度石器時代にもどったら古代の原子炉後が良質な石器原料産地になる?なるべくガンマ線の出ない、寿命の短い土壌を固化しないと未来の子孫に謎の病気のもとと恐れられる?
またハンガリーのパクシュ発電所の燃料集合体の破損脱落事故をしょりしたロシアの会社の技術者の会議では福一では燃料と格納容器が溶け落ちて基層のコンクリートとも反応しているので炭化ホウ素のような超硬度物質ができていて通常の器具では処理困難かもしれないと議論されていた。
ノースカロライナのサバンナクリークでは森の中に点在する核兵器製造用の古くなった原子炉を専用の特殊コンクリートで固めて閉じ込める工事が行われている。汚染物質が地下水などに漏れだすのを抑えるための処理だ。