肉の食べ過ぎと動脈硬化に腸内細菌の作用

Nature Medicine 19, 576–585 (2013) Koeth RA 赤身の肉に含まれるカルニチンは腸内細菌の作用でトリメチルアミンNオキサイド(TMAO)に変化する。これは動脈硬化を悪化させる。マウスにTMAOまたはカルニチンを与えるとコレステロール逆輸送が低下する。一般に赤身の肉を多食すると心血管疾患が増えるとされているが、腸内細菌が一役買っていると考えられる。赤身の肉を食べ続けるとTMAOを増やす腸内細菌が増えていくという。