ランナーの死はそれほど多くない

米国で2000年から2010年のハーフマラアソンまたはマラソンランナーの心停止事故を調査した。1090万人の参加者のうち59名が心停止を起こした(男性が51名、平均年齢42±13歳)。このうち42名が死亡。居合わせた人(bystander)が心肺蘇生してくれるかどうかがカギだ。10万人あたりの率はマラソンで1.01名、ハーフマラソンで0.27名だが、男性は女性の5倍のリスク。原因は肥大性心筋症が多い。過去10年間の傾向では後半になって頻度が増えている。Cardiac Arrest during Long-Distance Running Races
Jonathan H. Kim, for the Race Associated Cardiac Arrest Event Registry (RACER) Study Group N Engl J Med 2012; 366:130-14