ファンデルワールス

TEDで紹介されていた生物に学ぶテクノロジーというので出てきたヤモリの足の秘密。吸盤だと思っていたのはそうではなくて微細な毛が密生したもの。髪の毛一本の面積に200万本の毛が密生していて足の裏全体では10億本くらいあるという。毛がどうして壁にくっつくもとになるのかというとなんとファンデルワールス力だという。分子と分子がごく近傍に寄った時に初めて発現する力なので微細な毛の先端が壁の表面の分子に肉薄するくらい隅々まで入り込んでいるのだ。そういうわけでヤモリは(生きてはいけないが)真空中でも壁にくっつけるのだという。はがすときはテープをはがすみたいに指の先端を反り返らせて端の方からはがしていく。これを0.14秒で行うのだとか。すでにこのヤモリの足をまねた接着テープが開発中とか。一方日本ではハスの葉の構造をまねたはっ水素材が作られている、というのは今日のNHKのニュース。
なんかまた無感動の発作にとらわれそうなのでネタを探して回る。