クロストレーニング

異なる競技の運動と組み合わせることでバランスのとれた能力アップを狙うのがクロストレーニング。著者のいうのは距離を長くしようとすると強度の強いトレーニングができないのと故障が多くなるのでスピードアップには向かない、という説。自転車は関節の故障を起こしにくく心肺機能を高められるのと内またの筋肉であるハムストリングの強化に向いているので自転車スプリントを組み合わせると短い距離(=短時間)のトレーニングでも能力アップが狙える、という説。筑波大学での研究論文を下敷きにしているのでこれまで読んだ中で最も科学的な印象が強い。言い換えれば「効きそう」である。