NLRP3の認識するセラミドが肥満による慢性炎症のもと?

Vandamagsar B., Youm YH et al. The NLRP3 inflammasome instigates obesity-induced inflammation and insulin resistance. Nature Med 2011;doi:10.1038/nm.2279
肥満にともない脂肪組織に増えるセラミドがNLRP3に認識されてインフラマソームが活性化する。これによるIL-1β、IL-18の活性化が肥満に伴う慢性炎症のもとだ、という説。NLRP3ノックアウトマウスでは肥満に伴うインスリン抵抗性が少ないのだとか。まあ、いかにもありそうな話だが。