心不全のインパクト

心不全心筋梗塞、がんによる最初の入院の件数をスウェーデンで大規模に調査した。1988年から2004年にかけて949733名の患者について調査して10万人あたり年間起こる最初の入院は男性では心不全で484名、心筋梗塞が424名、がん(肺、大腸直腸、前立腺、膀胱の合計)が373名、女性では心不全が470名、心筋梗塞が280名、がん(肺、大腸直腸、膀胱、乳、卵巣の合計)が350だった。心不全の癌にたいする比は1.37であった。5年生存率は改善しているとはいえ59%でがんの58%とかわりなかった。病気のために失われる年数は心不全は癌とくらべて同等かそれ以上である。Stewart S., Ekman I. et al. Population impact of heart failure and the most common forms of cacer. Circulation:Cardiovascular Quality and Outcomes. doi:10.1161/CIRCOUTCOMES.110.957571