鼻ポリープとIL33

Buysschaert ID et al. Genetic evidence for a role of IL33 in nasal polyposis. Allergy 2009.Oct 26 Epub ahead of print
ベルギーで鼻ポリープに関連する遺伝子の多型を調査した。好酸球増多症に関連する遺伝子としてrs1420101(IL1RL1)、rs12619285(IKZF2)、rs4431128(GARA2)、rs4143832(IL5)、rs3184504(SH2B3)、rs5416257(WDR36)、rs2269426(MHC)、rs9494145(MYB)、rs748065(GFRA2)およびrs3939286(IL33)について調べたところ最後のものが鼻ポリープに関連していた。最初150名の患者と250名の対照の比較で相関があり、患者133名と対照165名の別グループでも調べところ相関が再現された。IL1RL1はIL33の受容体であるがこちらは単独では相関を認めなかった。しかしrs1420101とrs3939286をあわせて検討するとより鼻ポリープとの相関が強くなった。
鼻ポリープでここまでやるとは…脱帽だ