帝国

終身指導者への道を開いたシージンピン氏はあと一歩で王朝の太祖となるところまでこぎつけた。ここで王朝を開始するためには伝説が必要である。手っ取り早いのは外国の侵略を退けた功績である。そこで凱旋した兵士たちを迎えた後、兵士が黄色い衣をかぶせて「皇帝万歳!」と叫べばOKというわけだ。というわけで、周辺国としては、少々気に障ることがあっても挑発に乗ってはいけない。かの国の国内の情勢に気を配っておく必要がある。