オリンピックの夢

「オリンピックに出る夢を見たよ。」
「それは豪勢だね。何の競技に出たの?」
「それが思い出せないんだ。」
「なんか場面とか覚えてないのトラックとかプールとか?」
「室内だったような気がする。」
「じゃあ体操かレスリングか柔道ってとこか?」
「なんかそんな感じ。」
「それで活躍したのかい?」
「いや、それ以前に練習が足らな過ぎて、他の選手を見て半べそになっているとこだった。」