2017-07-11 接待と宣伝 フィクション 「これは講師役を引き受けるという形の接待だと認識しているので、講義の内容については期待しないでください。」 「そんな、めっそうもないですよ。第一線で使用している方の実感が伺えるのが何よりの情報ですから。」 「まあ、そうかもしれないけど、会社の頭のいい人が戦略を考えて”この線でやりなさい”と指示したわけでしょう?」 「使用量の多い方にお声をかけさせていただいています。」 「だから、その本質としては接待なんですよ。論文が宣伝と紙一重なのといっしょです。」 「まあ、そう固く考えずにお願いします。」