傲慢さ

○○最高!というのはそれぞれの人の勝手だ。その世界しか知らなければそこの環境に順応しきっているものにとって最高の世界に違いない。米国の白人にとって最近の社会が知識レベルで分断された社会になってきたことが我慢ならないことで、この流れを突き返し白人中心の環境を再興したいという試みがオープンになった。ある意味傲慢なことだが、それが成功するかどうかは大統領一人の意向で決まるほど容易ではないだろう。深刻な社会の分断を認めながら社会の安定を保とうとすると非公式なカースト制を認めるシニカルな社会の嘘寒さを耐えて生きていくしかないだろう。翻って日本のほうも自分たちのシステムだけが唯一無二の最高なものかというと、その生きぐるしさが少子化や過労死を生んでいることを正視しないといけないだろう。