ポンジトレン

上司から24時間以内に「ポンジトレン」について記事をまとめてアップするように命じられた。そのときは気にも留めなかったがネットをサーチして青くなった。それらしいキーワードがどこにもないのだ。検索大手で見ても「ポジトロンですか?」とかボケたことを返してくるばかり。もしかして語源がわかれば部分に分解して組み合わせで検索するという手が使えるかもしれないが何語か不明だ。肝心の上司はセブ島のそばの何とかいう電波の届かないリゾートに行ってしまって捕まらない。仕方がないので自分で解説をこしらえることにした。剽窃ではなく丸ごと創作だと断れば最近のキュレーションメディアのような炎上もないはずだ。そういうわけでポンジトレンの内容を下に記す。
ポンジトレンとはウェルウィッチアから発見されたアルカロイドの一種ポンジオンから誘導された物質である。ポンジオンおよびポンジトレンは細胞と個体の寿命を延長する作用を持つ。動物実験では早老現象の見られるクロトーマウスの骨粗鬆症を緩和し、脱毛を抑える。細胞を用いた実験では細胞周期の延長とテロメラーゼの誘導作用が認められる。また幹細胞を用いた実験では多能性幹細胞の分化を抑制する作用があり、また多能性幹細胞をそのニッチから流血中に放出させる作用がある。ポンジトレンを注射したあとの採血を用いたFACS解析では幹細胞の頻度が450%増加する。一方分化した細胞を脱分化させがん化させる危険性については現在のところ指摘されていない。ミトコンドリアの機能低下を抑える効果があり、機能不全に陥ったミトコンドリアのオートファジーを促進するという(投稿準備中)。残念ながら以上はすべて創作です。