相手がいるのが面倒

男女を問わずグルメマンガが盛んである。かつて重要なジャンルだったラブストーリーは勢いがないのかもしれない。恋愛には相手がいるので自分の思うようにならない。子育ても同様である。思うようにならない相手をどうにかして思ったようにするのが苦労のしがいがあるところだと思う。しかし「お客様」扱いに慣れた現代の人は繊細過ぎてそんな面倒なことにエネルギーと時間を割くことができない。当てにならないパートナーを待つより自分ひとりでおいしいものでも食べた方がずっと気楽である。という流れなんだろうなあ。
振り返って「一緒にいると疲れる相手」にはなりたくないものだ。