研究の資本主義化

UBSの巨額損失事件で告発されたトレーダーのアドボリがアダムスミスの像を見上げる。NHKの特集で資本主義が限界に達したのか?との問いかけ。まともな取引では無理な利益を要求されると悪いとわかっていても不正取引に突入せざるをえない。これが世界の名門企業で不祥事が次々と起こる理由だと。研究の世界でこれが起こると都合のいいデータを出してくれるポスドクに有名教授がころりと騙されてしまう。次々に色よい論文を生産し続けないとお金が取れないというプレッシャーは生産的なドライブのもとでもあるが、一歩間違うと・・下落局面でも空売りで利益を出せる投資みたいに失敗してもそこから利益をひねり出せるしかけはないものか?