古代の都

古代史が面白くなる「地名」の秘密 (歴史新書)

古代史が面白くなる「地名」の秘密 (歴史新書)

卑弥呼畿内ではなく北九州の地方政権の首長で、その死後50年ほどで畿内からの勢力に取り込まれたと考えると矛盾しないという説明。魏志倭人伝では途中までは具体的な距離が出ているのに途中からあいまいになるのは実際に使者が行っていないからだろうと。神功皇后新羅征伐はたぶん史実でそれにちなんだ地名が残っているのは北九州の土着勢力が大和政権と組んで半島へ進出した戦役の印象が現地で生々しかったからだろうと。古代の都でも物流が大事で平城京は水運が貧弱だったので遷都されたのだろうとか。