ベージュ細胞を注射するとインスリン感受性がよくなる

Human 'brite/beige' adipocytes develop from capillary networks, and their implantation improves metabolic homeostasis in mice

So Yun Min, Nature Medicine 22, 312–318 (2016) doi:10.1038/nm.4031
白色脂肪組織のなかにあって褐色脂肪細胞のように脱共役タンパク(UCP1)を発現してエネルギーを熱に変える細胞がある。これをベージュ細胞というが、血管増殖シグナルで増加し、cAMPを増やす刺激(たぶんカテコールアミン)で活性化するという。ベージュ細胞を肥満マウスに移植するとインスリン抵抗性が軽減されるという。やせられない人がiPS細胞由来のベージュ細胞を注入される時代が迫っている?