古代サッカー

「ただいまよりツタンカーメン高校とアメンホテップ高校の試合を行います。それでは、ピー」
「ツタンカーメン高校パスをつないで、右サイドに展開します。オーッとアメンホテップ高校パスカット、すばやく前線にフィードします。ディフェンダーを一人かわして二人目、ここでラインを割りました。」
「開始早々アメンホテップ高校コーナーを得ました。ゴール前に続々選手が集まっています。」
「アメンホテップ高校は頭の長い選手が多いですねえ。」
「そうですね。古代では頭の長い人が高貴だという認識があって子供の頭に枠をはめてわざわざ長くしたりしていましたからねえ。」
「そうですか。その伝統の技術を現代に復活させたわけですね。」
「オーッといいボールが上がった。空中戦では、頭の長さが勝負を分けるか〜？」
「ゴ〜ル！」