老衰
先日のNHKのドキュメントで老衰死を取り上げていた。ついに時代もここまで来たか、という感じ。実際のところ中長期的に見ると「この人は老衰で亡くなる」と認定される人は増えていく。それを手厚い治療でなんとか持たせているのが現在の医療なのだが、そのコストを子供を産むことや、子供を産みそうな世代の支援システム構築にあてないと人口構成がいびつになっていく。「捕食者なき世界」に生きる人類の問題がそこにある。ナチスの優生思想の悪夢を乗り越えるコンセンサスが必要な時期だと思う。
「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか (講談社文庫)
- 作者: 石飛幸三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: 文庫
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NHKの番組で紹介された芦花ホームの記事。一般の雑誌メディアの弱点であるが、日経ビジネスのまとめ方は雑だと思う。